私にとって、何度も読み返したい英文法のNO.1,2の本は、
「表現のためのロイヤル英文法」(綿貫陽著)
「一億人の英文法ーすべての日本人におくる「話すため」の英文法」(大西泰斗著)
ではあるのですが、
それに最近読んだ「英語力がアップする英文法のレッスン」(田中茂範著)を付け加えました!
前の2冊は英文法全般について記載されている 英語学習者にとっては英文法辞典というかバイブル的なものなのですが、追加した本は、英文法を学習する中で浮かんでくるちょっとした疑問について「なるほどー」と実感を込めて納得できるような回答を提示してくれる、そんな本です。
NHKの教育番組で活躍されている田中茂範氏をご存知の方は多いですよね。わたしは見てないのですが 「キーワードで英会話(基礎英語)」という番組を担当されていたそうです。
で、その田中茂範氏著の「英語力がアップする英文法のレッスン」をこの先月(1月)にゆーっくり時間をかけて読んでみました。 本当に、勉強になりました! わかりやすく感動すらした思いです。
前述通り、いろいろな文法学習課程の疑問を答えてくれています。
生徒と教師の対話形式で説明をしてくれているので、文法事項の”コア”(本質的な部分)をスムーズに理解できます。 ・・・なんだかAmazonのブックレビューのようになってしまいましたね。
ここでひとつひとつ紹介したいくらいですが、それは著作権にふれると思いますので、レッスンで活かしていきたいです。
この本は、英文法を一通り勉強した高校生以上におすすめです。
理解できている文法・表現について、この本を読むことでさらにいきいきと活用できるようになることは間違いないです。 ああ、そういうことだったのね、と目からうろこがぼろぼろ落ちることと思います。
中学生くらいまでは、わたしは、単語でも英文法でも、あまり欲張りすぎず最低限の基本を覚えこんで体にしみこませるのがよいと思っています。辞書に載っているすべての訳を覚えるのは最初からは無理。
見出し訳語をまず覚えきる。そして文法事項も「日本語で○○と表現する(A)」時は「英語では△△(B)」となる、つまりA=Bでまずは覚えきってしまいます。 A=Bの基本文を丸暗記も必要です。
並行してどうしてそうなるの?と興味が出てくる子はどんどん文法書を読んでくれたらよいけど、最初からたくさんの情報があってもなかなか処理しきれないものです。
なので、田中町教室の皆さんには 今はおすすめしませんが、また高校生になって分詞構文もならったころぜひ読んでくださいねー。
で、私は、たまにつぶやく文法知識ー例えば「willっていう助動詞には意思(will)がコアにあるんだよ、または、推量も表す働きもあるんだ。 だから木曜日にTomorrow will be Friday.と言うと不自然なんだ。だって、明日は金曜日になるのは”事実”だからね。」なんかをとっかかりにして、「英語ってわけがわかんなそうだけど、言われてみればそうだね。」と感じてもらったり、A=Bの基本文を覚える時のヒントになってもらえれば嬉しい・・・そうおもってレッスンしていますし、この本の内容もどんどん紹介していきますね。
ところで、Tomorrow will be Friday.が不自然であることについて、上記では説明しきれていません。一例として簡単に書いただけですので。レッスンではいくらつぶやきといえどももう少し補足しますよ(笑) なぜ不自然なのかについてもっとちゃんと理解したい方は田中氏の本を読んでいただくか、ECCジュニア田中町教室にお越しください(笑)
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