言葉は生きているって言いますよね?
世代・時代によってどんどん使い方が変わったり、新しい言葉が発生しては古くなって消滅したり・・・
英語でそれを実感できる有名な例は"Cool!"ですね。
映画"Back to the Future 2"で主人公が、西部開拓時代に行ってしまった時に
「かっこいい!すごい!」というつもりで”Cool!"とつぶやいたところ、相手が「涼しい?冷たくないぞ?」的なことを言ってた場面があったこと 印象深く覚えています。
私自身、中学、高校では”cool"は「すずしい」「ひんやりしている」の意味でしか習っていませんでしたが、その時すでにアメリカでは「かっこいい」と表現するときに使っていたようです。(インターネットなど存在しない時代ですので、生の英語がすぐに伝わっていなかったのです・・・)
しかし、今ではさらにその使い方が進化し、「イイネ!」や「それでいいよ」「問題ないよ」などを表現するときにも cool を使っているそうで・・・。 (しかし、生半可な理解で使用すると誤解を招きそう)
で、先日、英語は生きているよなぁーと思いださせてくれた事例に遭遇しました。
”とあるテスト”で 模範解答が「やや古い」表現で、バツになった生徒の解答の方が”現代”の辞書や文法書に正しい(というか一般的な)使用例として記載されている表現だったことがあったのです。
実は、私も遠い昔(30年以上前)、中学時代には 「やや古い」表現で習った気がしますので、問題のテストを作成された先生も もしかしたら私と同世代の方か、私と同世代の方に英語を習った方なのかしら・・・と想像しております。
具体的には、
”とあるテスト”の問題:
Mary is 14 years old. I am 14 years old too. これをほぼ同じ意味になるように6
語で言い換えなさい。
→”とあるテスト”での模範解答:
Mary is as old as I.
しかし、最新の辞書や文法書では「やや古い使用例」として載っています。
で、本当の模範解答(”現代”の使用例)は以下の通り。
Mary is as old as I am.
または、
Mary is as old as me. (より一般的、ややくだけた言い方)
ちなみに、私の中学時代では、Mary is as old as me.では誤答でしたし、「as me と間違えないようにね」とわざわざ注意喚起をされたほどです。
それが、いまは一般的な表現になっているのです!
表現は時代と共に変わっていきますね!
言葉は生きていますよね~!
今回誤答としてバツをもらった生徒は、今後鮮明な記憶としてこの事を忘れないでいてくれると思います。
ちなみに、ちなみに、このバツがなければ、この生徒100点だったんですが。
残念無念ですが、良い経験でした^^