ECCジュニアではCD音源を真似して会話文や長文スピーチの練習をしてくることが毎週の宿題です。
毎日1回以上練習する子、3回繰り返しを週に3日する子などそれぞれ様々ですが、毎週 週に10回程度以上練習できる子は発音が良くなることはもちろんですが、英文を早く読めるようになってきますし、習っていない文法でも「なんとなく」わかるようになってきます。 実際に、小学生で関係代名詞なんか習っていない子が「なんとなく」文章の意味が分かり、英検3級や準2級などに合格していきます。 ・・・もちろん何となくではダメなので時期が来たらしっかり文法説明していきますが、その時にはとてもスムーズに理解が進みます。
しかし、CD音源だけでは足りなくて、やはり教室で発音指導が必要になってくるのが
"TH", "V", "F", "R" と”L"です。
この中で、一番最後まで残るのが”L"の発音だと 個人的に私は感じています。
Rやthの発音などは 割と早く克服できます。
vとfは 息の吐き出し量が足りないと音に吐き出し音?が乗ってこず、聞き取りにくい発音となりがちです。 しかし、これも常に意識することで克服できます。
しかし、Lについては、単独のLの発音では問題ないのです、が、
rなどの他の音の前後のLとなると 難しく あいまいな音となりがちです。元々日本語に無い音なので、”L”の発音ができない子は CDに良い発音で録音されていても聞き落してしまいがちなのです。
逆に言えば、”L"の発音がきちんとできるようになると、”L”が聞き取れるようになります。
例えば、Himeji Castle(姫路城) と Himeji Casso (ひめじ きゃそー)は”L"の発音ができない人には同じように聞こえます。(当たり前ですが、ネイティブはしっかり聞き分けます)
Castleと言おうとしてLの発音が出来てなくて きゃそーとなっている(曖昧になっている)人は多いように思います。 克服するには、他の発音と同様に ”L”の発音の原理(舌の位置など)を説明し何度か練習してもらうこと、これに尽きると思います。
発音上達のポイントは
常に正しい発音で読むように心がける。
常に舌の位置や唇の形を意識する。
L,R,TH,V,Fの発音が多い文章は早口言葉のように感じることがありますが、ゆっくり練習してみてくださいね。